DAHONのメンテナンス珍道中~その1
2016年01月16日
DAHONが快調に走りだしましたので、
ここでメンテナンスの苦労したポイント、
やっちまった~ってところをご紹介していきます
全てのDAHONで同じようになるとは限りません。
2010年モデルでかなり走りこんでいるDAHON Mu EX
でのお話ってことになります。
全パーツを外したので、フレームをピカピカにしよう
基本、艶々の光沢フレームが好きなので、
ガラスコーティングで艶々にしようとしたのですが
なぜか、ピカピカになりません。
じゃ~下地からみがいてみようとなり、
秘密兵器の登場
車のボディ磨きの
ホルツ(Holts)コンパウンド・ミニセット

コンパウンドが3種類のセット
・粗目
・細目
・極細
順番に磨くとピッカピッカのボディになります。

かなり使い込んだDAHONなので
艶消しとまではいきませんが、艶5分ぐらいです。
たくさんの傷もあります。
もちろん、粗目から順番に使用していきます。

粗目から細目とすすんでいくと、
ピカピカになってくるんですが・・・
ところどころに傷のようなものが現れてきます・・・
イメージとしては、
表面を研磨してきれいになってくるんですが、
ところどころに汚れの詰まった小さなマイクロカプセルがあって
そのカプセルまで磨いて、カプセルがつぶれると、
汚れが線のように広がる感じ・・・
一度この汚れが広がると、どんどん広がっていく、
このカプセルはいたるところにある感じです。
↑分かります?
とにかく、磨けば磨くほど艶がなくなってくるって状態。
極細だけで磨いてみたりもしたんですが
どうも、塗装が悪さをしている感じです。
ということで、ピカピカフレームは断念
年季の入ったフレームを楽しむことにします
ピカピカの新生DAHONとなるはずだったんですが、
ここから、きれいにして組み上げることに専念しよう
という気持ちに。。。
ちなみに、このコンパウンドが悪いというわけではありません。
金属を磨くと、ものすごくピカピカになります。
フレームを磨くのはあきらめて、
パーツ取付作業にすすみましょう。
フレームを持ってみると
「カラカラ~♪」
え?何の音?
もう一度フレームを持ってみると
「カラカラ~♪」
どうやら、チェーンステーに何か入っているようです。
小石かなんかでしょう。
1ケ所、3mmの穴があるのでそこから入ったのかな?
入れるのは簡単ですが、この穴から取り出すのは (@_@;);

穴を下(フレームは横に倒して)5分ぐらい、
左右に傾けて「カラカラ~♪」、「カラカラ~♪」
したんですが、出てくるわけがありません・・・
チェーンステーの表面積と穴面積から計算すると
穴から出る期待値は1/100,000です(ブルー研究所算出)
チェーンステーはパイプ状のはずなので
クランク外して、BBも外せれば、
小石なんて簡単に取り出せるはずですが・・・

ガチガチのクランクが外れませ~ん
これもあきらめましょう
急ブレーキ、急発進の危険性を知らせるセンサー音
「カラカラ~♪」
ってことにしましょう・

スプロケ、ディレイラーを取りつけてチェーンを取りつけます。
チェーンの伸びを確認してまだまだ使えるチェーン。
ピカピカに清掃して、3週間ジップロックでオイル付けです。
時折、さびてないよねと確認しているので大丈夫。
パワーリンクからミッシングリンクに交換です。

取付は、工具なしで簡単にはまります。

慎重にリアディレイラーのところは
チェーンをSの字にはめこんだつもりだったのですが・・・
ちょっとしたガイド部分の外側を通っています・・・

はめなおそうとしても・・・
ミッシングリンクを外さないと何もできません。
ミッシングリンクには、赤いラベルで注記があります。
「取り付け、取り外しできる回数は、約3~5回までです」
え~
今取りつけて、外して、また取り付けると3回?
すでに、5回分うち3回を使ってしまった~
残り2回ってことは、外して取りつけたら終わり・・・
チェーン清掃は1回しか使えないじゃ~ん・・・
自分のミスなので仕方がないか・・・
ここまでは、まだまだ許せるミスです。
気を取り直して、ブレーキ取付
とはいうものこのあたりから、もうダメだ~と・・・
しばらくほったらかしの状態が続きました。
使っているブレーキレバーは、
SRAMなのでAvidのSpeed Dial 7
ブレーキ比の調整が可能な優れものです

そして、ブレーキケーブルは
SHIMANOのポリマーコートケーブル
6800 ROAD BRAKE CABLE SET
"ULTEGRA"の文字がにくいね~

アウターケーブルは、赤です

このポリマーコートは賛否あるようです。
見た目は茶色で、え~これ?新品?って感じですが、
触るとツルツルですべりがいい。

実は、昨年SHIMANOの値上げ前に
MIGNON用に購入していたものです。
そろそろGIOSブルーも飽きるころだから
アクセントに赤でもと買っていたものなんですね。
よくご存じの方は、ここでピンときていると思います。
でも、ボケボケのブルーは、
おー、つるつる
赤のケーブルだ
で何も考えず作業をすすめています。
ブレーキレバーにインナーケーブルを取りつけると・・・
なんかシックリこないな~

はい、やっちまった~
AvidのSpeed Dial 7Leverは、
MTB用のインナーケーブルを使うんです。
タイコの形状が全然違います

しっくりこないので、取り付けては外し
を繰り返していると
せっかくのポリマーコートがボソボソに。
イトのような繊維が出てくるんですね。
つるつるの感触が・・・
ブレーキレバーのタイコの引っ掛けが曲がっちゃうかも
しれませんが、とりあえずは使えるレベルなので
このまま使っちゃいます

ブレーキ側の調整は順調にいったのですが、
終端ってどうするんでしょう
もともとは、長くなっていて
ブレーキに絡むようになっていました。

なんかの拍子に外れると
ピョーンってなって危なくない
ってことで・・・

こんなに短くしちゃいました。
調整しようとすると、やり難い・・・
長い方が正しいのかな


と、いろいろありました (o´Д`)=з 疲れた
でもでも、まだまだ続きます
つづきは、その2で
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ここでメンテナンスの苦労したポイント、
やっちまった~ってところをご紹介していきます

全てのDAHONで同じようになるとは限りません。
2010年モデルでかなり走りこんでいるDAHON Mu EX
でのお話ってことになります。
珍道中その1:フレームの艶がなくなっていく・・・
全パーツを外したので、フレームをピカピカにしよう

基本、艶々の光沢フレームが好きなので、
ガラスコーティングで艶々にしようとしたのですが
なぜか、ピカピカになりません。
じゃ~下地からみがいてみようとなり、
秘密兵器の登場

車のボディ磨きの
ホルツ(Holts)コンパウンド・ミニセット

コンパウンドが3種類のセット
・粗目
・細目
・極細
順番に磨くとピッカピッカのボディになります。

かなり使い込んだDAHONなので
艶消しとまではいきませんが、艶5分ぐらいです。
たくさんの傷もあります。
もちろん、粗目から順番に使用していきます。

粗目から細目とすすんでいくと、
ピカピカになってくるんですが・・・
ところどころに傷のようなものが現れてきます・・・
イメージとしては、
表面を研磨してきれいになってくるんですが、
ところどころに汚れの詰まった小さなマイクロカプセルがあって
そのカプセルまで磨いて、カプセルがつぶれると、
汚れが線のように広がる感じ・・・
一度この汚れが広がると、どんどん広がっていく、
このカプセルはいたるところにある感じです。
↑分かります?
とにかく、磨けば磨くほど艶がなくなってくるって状態。
極細だけで磨いてみたりもしたんですが
どうも、塗装が悪さをしている感じです。
ということで、ピカピカフレームは断念

年季の入ったフレームを楽しむことにします

ピカピカの新生DAHONとなるはずだったんですが、
ここから、きれいにして組み上げることに専念しよう
という気持ちに。。。
ちなみに、このコンパウンドが悪いというわけではありません。
金属を磨くと、ものすごくピカピカになります。
珍道中その2:フレームから音が・・・
フレームを磨くのはあきらめて、
パーツ取付作業にすすみましょう。
フレームを持ってみると
「カラカラ~♪」
え?何の音?
もう一度フレームを持ってみると
「カラカラ~♪」
どうやら、チェーンステーに何か入っているようです。
小石かなんかでしょう。
1ケ所、3mmの穴があるのでそこから入ったのかな?
入れるのは簡単ですが、この穴から取り出すのは (@_@;);

穴を下(フレームは横に倒して)5分ぐらい、
左右に傾けて「カラカラ~♪」、「カラカラ~♪」
したんですが、出てくるわけがありません・・・
チェーンステーの表面積と穴面積から計算すると
穴から出る期待値は1/100,000です(ブルー研究所算出)
チェーンステーはパイプ状のはずなので
クランク外して、BBも外せれば、
小石なんて簡単に取り出せるはずですが・・・

ガチガチのクランクが外れませ~ん

これもあきらめましょう

急ブレーキ、急発進の危険性を知らせるセンサー音
「カラカラ~♪」
ってことにしましょう・


珍道中その3:チェーン&ミッシングリンク
スプロケ、ディレイラーを取りつけてチェーンを取りつけます。
チェーンの伸びを確認してまだまだ使えるチェーン。
ピカピカに清掃して、3週間ジップロックでオイル付けです。
時折、さびてないよねと確認しているので大丈夫。
パワーリンクからミッシングリンクに交換です。

取付は、工具なしで簡単にはまります。

慎重にリアディレイラーのところは
チェーンをSの字にはめこんだつもりだったのですが・・・
ちょっとしたガイド部分の外側を通っています・・・

はめなおそうとしても・・・
ミッシングリンクを外さないと何もできません。
ミッシングリンクには、赤いラベルで注記があります。
「取り付け、取り外しできる回数は、約3~5回までです」
え~

今取りつけて、外して、また取り付けると3回?
すでに、5回分うち3回を使ってしまった~
残り2回ってことは、外して取りつけたら終わり・・・
チェーン清掃は1回しか使えないじゃ~ん・・・

自分のミスなので仕方がないか・・・

ここまでは、まだまだ許せるミスです。
珍道中その4:ブレーキの高級インナーワイヤーがだいなし
気を取り直して、ブレーキ取付

とはいうものこのあたりから、もうダメだ~と・・・
しばらくほったらかしの状態が続きました。
使っているブレーキレバーは、
SRAMなのでAvidのSpeed Dial 7
ブレーキ比の調整が可能な優れものです


そして、ブレーキケーブルは
SHIMANOのポリマーコートケーブル
6800 ROAD BRAKE CABLE SET
"ULTEGRA"の文字がにくいね~

アウターケーブルは、赤です


このポリマーコートは賛否あるようです。
見た目は茶色で、え~これ?新品?って感じですが、
触るとツルツルですべりがいい。

実は、昨年SHIMANOの値上げ前に
MIGNON用に購入していたものです。
そろそろGIOSブルーも飽きるころだから
アクセントに赤でもと買っていたものなんですね。
よくご存じの方は、ここでピンときていると思います。
でも、ボケボケのブルーは、
おー、つるつる


で何も考えず作業をすすめています。
ブレーキレバーにインナーケーブルを取りつけると・・・
なんかシックリこないな~

はい、やっちまった~
AvidのSpeed Dial 7Leverは、
MTB用のインナーケーブルを使うんです。
タイコの形状が全然違います


しっくりこないので、取り付けては外し
を繰り返していると
せっかくのポリマーコートがボソボソに。
イトのような繊維が出てくるんですね。
つるつるの感触が・・・
ブレーキレバーのタイコの引っ掛けが曲がっちゃうかも
しれませんが、とりあえずは使えるレベルなので
このまま使っちゃいます


ブレーキ側の調整は順調にいったのですが、
終端ってどうするんでしょう

もともとは、長くなっていて
ブレーキに絡むようになっていました。

なんかの拍子に外れると
ピョーンってなって危なくない

ってことで・・・

こんなに短くしちゃいました。
調整しようとすると、やり難い・・・
長い方が正しいのかな



と、いろいろありました (o´Д`)=з 疲れた
でもでも、まだまだ続きます

つづきは、その2で
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